はっちが阪神ファン引退表明

秋田市在住・「愛すべき日々」執筆者のはっち(22)が27日、今期限りでの阪神ファン引退を正式に表明した。

はっちが小学生の頃は西武の黄金時代だったため、はっちは当時西武を応援していた。
しかし、小学校高学年になりスポ少の野球チームに入った頃、甲子園球場と一発に頼らない「つなぐ野球」に憧れ、阪神ファンを宣言。
以後、「自分が生きている間に優勝するんだろうか?」と不安を抱きつつ縦じま一筋で生活していた。

高校3年時は母校が甲子園に出場したため、応援で実際に甲子園球場を訪問。
また、大学3年時に神宮球場で念願の阪神戦を観戦。
今年春には秋田からわざわざ阪神ヤンキース戦を見に行くなど、ごく普通の阪神ファンらしい生活を過ごしていた。


しかし、今年は近鉄オリックスの合併問題が浮上。
オーナーが自己中心的だったのはもちろん、オーナー以外の人でも、岡田監督が選手会の動きを批判したり、選手から合併反対の声が赤星以外からほとんど聞かれなかったりと、球団に対する失望感が増したようだった。
これがファン引退の一番大きな要因になり、この件についてはっちは「こんなチームを応援するのが恥ずかしくなった」と語った。

これに追い打ちをかけるように、代打の神様八木裕内野手が引退。
はっちはこの選手に対して思い入れが強いようで、「八木がバッターボックスに立つと球場の雰囲気が変わるのが好きだった」と振り返っていた。
これもファン引退宣言を決意する要因になったようだ。


来シーズンからのプロ野球観戦については、「にわかロッテファン」の位置になる見込み。
今年8月に千葉マリンスタジアムでロッテ戦を観戦した際、ロッテファンのアツさと観客を集めるための球団の取り組みに感銘を受けたのが大きい。