次回の「プロフェッショナル仕事の流儀」は、精米師はっちの姿に密着します。お楽しみに。(嘘)

すでに、時刻は20時を過ぎている。 温泉の後は、家に帰って飯を食っただけで、除雪時間はたったの10分だった。 Q.プロの除雪師なのに、除雪は結局10分だけでしたが 「除雪は、いかに毎日続けるかが大切なんだ。 おらも除雪師になる前は、東京でサラリーマン…

16時。はっちは温泉に行った。 Q.この温泉を選んだのは？普通、乳頭温泉郷など、鄙びた有名所を選ぶのでは？ 「行き慣れてる所の方がいいんだ。旅行の後だって、慣れてる家に帰ると落ち着くべ？」 温泉のチョイスにも、はっちの考えが現れていた。

14時、はっちは道の駅でアイスクリームを食べ始めた。 Q.今日のチョイスは？ 「岩城プラムソフトクリーム。岩城のソフトを食べて、いわきを応援、なんてな。」 目は笑っていた。 Q.今一番舐めたいものは？ 「あずにゃんの乳首、なんてな。」 目は笑っていな…

13時。向かった先は「秋田まるごと市場」だ。 Q.ここで何を買うんですか？ 「土産買うべ。ここさ行けば、秋田のお土産何でも揃う。秋田駅で慌てて買わなくて済む。除雪と一緒で、段取りが大事だ。」 そしてはっちは、ある土産の前で止まった。画伯がデザイン…

12時。除雪を終えたはっちは、車で移動を開始する。 「除雪で動いた後は、温かい物を食べた方がいいべ。おめも行くべ？」 そう言って、秋田で一番スープが油っこいラーメンを食べはじめた。新福菜館、中本のコンボで、未だに胃もたれしているにもかかわらず…

ゆっくりと、はっちは動き出した。2年ぶりの仕事である。 「これでよし。」 一本の道ができた後、あっさりと、家の中に引き下がった。

Q.これから除雪ですか？ 「ええ、んだども、10分くらいだべな」 一面の雪を見渡して、はっちは言った。 Q.10分でいいんですか？プロの除雪師だと、もっと長くやるものかと思ってました 「必要な所だけでいいんだ。除雪する時は優先順位を3つ考えねばな。第一…