はっちの就職活動日記

今日は、未来の自分に向けて、少し前に書いた文を紹介します。
「進路選択に迷ったら、これを読んで原点に(・∀・)カエレ!!」という意味を込めて書きました。
おかげで今は、この文を書いた頃より前進していると思う。

題「実家に残るか、残らないか」

 就職先の選択にあたって、自分の「やりたいこと」について考えてみましたが、過去の自分の経験からして、どの分野に進んでもそれなりに興味を持って働くことができるのではないかと思います。これまで大学で学んできた情報工学は好きな分野ですし、それに全く関係のない分野も(例えば入部するまで全く興味の無かった演劇部も、続けていくごとにおもしろさが分かってきたように)根気よく続けていけば好きになれる分野もあるはずです。ですから、自分は就職先の選択については「やりたいこと」よりも「職場とこれに付随する環境」の面を重視したいと考えています。ここで今後決めなければならない問題として、「実家に残るか、残らないか」があります。
 実家に残る一番のメリットは、自分の家族にとって精神的・肉体的な支えができることです。我が家は祖父母が高齢で父母は共に病気持ちのため、自分が家に残らないと家の中の仕事がやっていけない事情があります。家事なら自分がいなくても何とかやっていけると思いますが、部落の共同作業など肉体労働に関しては家族の中で他にできる人はいません。もし実家を出ることになれば、共同作業が行われるたび実家に帰る必要があります。
 実家に残るデメリットは、県内就職が厳しいことです。県内の求人は大学院卒を採用しない企業もあり、職種が少ないです。情報系に関してはほとんどが小規模な下請ソフトウェア開発であり、外注先の企業で働くことになるため、実家から通うことはできません。また、採用試験の時期が比較的遅いため、失敗した場合のリスクも大きいです。
 実家に残らない場合のメリットは、選べる企業の数が大幅に増えることです。自分は人間関係が良好な職場で働きたい、下請・独立系企業ではあまり働きたくない、立ち仕事は避けたい……等の希望がありますが、企業選択の幅が広がるほど、これらの希望にマッチした企業は多くピックアップできるはずです。
 しかし、デメリットもあります。これは首都圏に住んだ場合は特に当てはまる問題ですが、子供の育て方が分からなくなることです。自分は今独身ですが、できることなら家庭を持ち、子供を育てたいと考えています。もし地元に残るならばどのような環境で育てたらいいかイメージも沸きますし、市内の中学校・高校の特徴も把握できています。しかし、首都圏のように自分が生まれ育った所と環境が大きく変わった場合、子育てに戸惑ってしまうおそれがあります。ちなみに、自分自身は都会より田舎の方が住みやすいと思っていますが、都会に住むことは我慢できる範囲内であるし、それはそれで構わないです。もし長期間独身にならざるを得ない場合は、これはあまり大きな問題ではありません。
 「実家に残るか、残らないか」はいずれ決着を付けなければならない問題ですが、とりあえず両方の場合について、それぞれ入社を希望したい企業をピックアップして、判断材料にしたいと考えています。